heimaの夏の夢

コラム 雑記

heima、企画の段階では、どうなるかな、ちゃんとやれるのかな、
これだけ車移動が主流の地域で昼間からワインのイベントが成り立つのかしら、
なんてひそかにちょっとだけやきもきしていましたが、
楽しむ気満々でこぞっていらしてくださった地元のお客さま、
遠方から宿泊予定で来てくださったたくさんの方々、
みなさんにいい雰囲気を作っていただいて本当にうれしかったです。

ワインボトルを片手にワインとheimaのお話を語る明日香さん、
立ち姿がしびれるほど格好よかった。
美しいお菓子を用意してくださった佳子さん、
そこにいるだけで空間がどんどん透き通っていくようでした。

すべてを曖昧に、美しい夢を見せてくれるワインと
一口食べただけで、心がほどけてゆく優しいお菓子。

さて、夢の時間はあっというまに過ぎて、また現実に戻るわけです。
魅力的な人たちに囲まれた、あまりに楽しい夢だったので、
まだ足元がふわふわしています。
本を読んでいて、映画を見ていて、
お話の登場人物にうっかり恋をしてしまった、なんだかそんな気分です。
大好きな人たちがそれぞれの場所へ帰っていき、
淋しい気持ちも大きいけれど、
私は地味で地道な現実のほうも大好きです。
胸の中の小さな家はまたそっと胸の中にしまって。
“目に見えないものと同じくらい、目に見えるものが好きだ”
そうやって堂々と生きていたい。
また戻ってきてくれるのを、いつもこの場所で待っています。

kaori

 

 

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